良い包丁はどんなの?

良い包丁をください!

と言われることがあります。良い包丁とはどんな包丁でしょうか?

家庭用、洋包丁の場合

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良い包丁の条件は通し柄、三本ビス止め、ツバ付きです。

こうする事で柄の部分に重みがでて、包丁の重心がツバの辺りにくるのです。そうすることによって、刃先が軽くなり、狙い通りに刃を食材に入れることができます。

次に、材質です。一般的な洋包丁の場合は、鋼材を鋳型で抜いてつくるため、材質の良し悪しが切れ味を左右します。

ステンレスの場合、スエーデン鋼、ついでモリブデン鋼などがあります。

堺孝之 グランドシェフSP180mm牛刀

木屋ならコスミック鋼、ミソノならUX10鋼など工夫を凝らした鋼材を使用しています。
ミソノUX10 牛刀180mm

鋼の場合は、青二鋼が最上です。

堺孝之 青二鋼

ちょと紛らわしいのですが、木屋とミソノは鋼の最上品ををスエーデン鋼として、販売してます。

スエーデン鋼には、ステンレスも鋼もあるからです。

材質はメーカーによって、明記しているところと、そうでないところがあります。明記してないメーカーは信用で買ってくれ!と言うことでしょう!

焼き入れ については、いくつかの工程がありますが、温度管理や工程の種類はメーカーや製品によってちがいます。木屋などはサブゼロ処理(焼き入れ後にマイナス70くらいに冷やす処理)と明記したものもありますが、ほとんどのメーカーは焼き入れに関しては、明記してません。またこれは見た目ではわかりません。同じ製品でも出来の良し悪しがあります。

金額は一番わかり良い基準はやはり価格になります。やはり一万円を超えるものなら、まず上記条件を満たしており、良い包丁と言う事になります。

あとは信頼できるメーカーです。

研ぎや修理、万一(不良品の場合の返品、交換など)の際しっかりしたメーカーならメーカーが対応してくれます。