奈良のおみやげは名入包丁です

 名前入りの包丁は包丁の専門店ならどこでもたのめます。ところが、知ってか知らずか、名前を入れる方は非常に少ないのが現状です。

包丁を研ぎにもってきてもらう中で、名入の包丁をちょいちょいもって来られます。その大半が菊一の文字。

奈良は若草山のふものにある包丁店です。奈良観光に行くと、かならずと言っていいほど(ちょっと言い過ぎですが)買ってこられるのが、菊一の包丁です。買った人はほとんど、どこで買ったのかは忘れています。奈良でしょうというと、そうそうと記憶が蘇るくらい昔のようです。

主に割込包丁が多く、切れ味も良いので、長年愛用している人が多いのです。

この包丁は菊一文字包永というお店で、京都にある菊一文字包丁とは違います。

鹿

【奈良観光・奈良公園・奈良土産・奈良特産】菊一文珠四郎包永(きくいちもんじゅしろうかねなが)は、古く鎌倉時代より刀剣の匠(たくみ)として銘を受け、その秘伝の技を今日に伝えています。

名入れ代、1文字300円前後が相場です。これが高いと言って入れない方が多いのですが、包丁は長年使えるものです。鹿せんべいや奈良名菓なら、たべたら終わりです。その点、包丁は長年実用に使え、記念にもなる。

名入れは名前だけでなく『愛』とか『幸』とか『母より』とか好きな人の名前とか、座右の銘とかなんでも自由に入れても結構です。

最近は手彫りもありますが、コンピューターで彫る文字入れや熱転写でイラストなども入ります。

包丁のネーム入れをもっとして欲しいものです。IMG_2005.JPG