柳刃(刺身)包丁は魚の柵を切るための包丁です。

柳刃包丁や蛸引き包丁は魚の柵を切るために作られたような構造です。

刺身は鮮度が命です。切った角がきっちり出ていて、切り口が色鮮やかで、つやつやしているののが、美味しいのです。当然切りたてが最も美味しいのです。切ってから時間がたつほど、鮮度が落ち、味も落ちてしまいます。

できれば、魚は丸物を買って、お家で捌いて、食べる直前に柵を刺身にしていただきたいものです。少なくとも柵で買って、お家で刺身にしていただくとよいのです。

牛刀や筋引きで刺身を切る方もおられますが、柳刃包丁以外の包丁では、切り口の角が立たないのです。柳刃以外の包丁ではいくら腕が立っても、角が立ちません。包丁の構造が違うのです。和包丁は片刃なので、角が立つのです。

言葉に角があってはいけませんが、刺身と男は立っている方が良いですね!