ハサミは使い方でダメになる

hasami.jpg

ハサミは使い方でダメになる。
ご注意をお願いし申し上げます。

裁ちバサミの場合 

   研ぎ立てと新品の場合、刃が鋭くなっています。これをいきなり ひねって切ると刃がカケたり、刃と刃が噛んで、それ以上、閉じなくなつたりします。

ひねって切ると手を調節して、刃と刃をこすり合わせて切るとです。

切れないハサミはこの様にして切ると比較的切れる場合が多いのですが、これを、研ぎたてと新品のハサミでやってしまうと残念な結果になります。
  対処方は必要以上に、刃と刃をこすり合わせて切らない事がです。力を入れず優しく切る事です。
  薄ものの生地なら軽くハサミを閉じるだけで切れます。
  デニムのような厚い生地やニットを数枚まとめて切る場合、またはハサミの根元で切る場合は多少負荷(少し刃と刃をすり合わせて切ること)をかけなければ切れないので、その時に、必要以上に負荷をかけないよう注意して下さい。
噛みやすい、噛みにくいは刃の角度によって決まります。またこれによって切れ味もきまります。
裁ちバサミはラシャ切りハサミとも言いますが、洋裁や和裁に使う薄い生地がハラリと切れる切れ味が望まれます。ですから通常は比較的鋭い刃つけがしてある事が多いです。安い品物はその限りではあません。
 
バカとハサミは使いよう!
切れなくなったハサミも使い方で切れるよ!と言う事ですが、上に書いたように、刃と刃をこすり合わせて切ると、
とりあえずは切れますが、こればかりやり過ぎると、刃先を痛め、磨耗を早め、治らなくなつたり、切れ味が完全に戻らなくなります。