新しい介護のかたちは単身赴任1 0

奥さんと一番下の子供が新潟のおばあちゃんの介護のために、赴任してから、早いもので、3ヶ月がすぎました。

 おばあちゃんの方は、ボケの進行以外は元気です。近所の人が来て、親しげに話しているのに、誰かわからない!ご飯を食べたのにわからない、前日の激しい咳き込みで苦しんだことも忘れている、と言った具合です。
 ボケというのは、何でも許せる聖人に近いかもしれない。そのくせ、口は元気で、わがままな俗人の部分が多いので、困るのです。一方、私、金沢の方はと言うと、少し慣れました。炊事、洗濯、家事、掃除。環境とは恐ろしい物で、鳴るようになるものです。とりわけ、料理は料理本を見ながら、作っていますが、これがまた美味しいのです。料理本はあなどれぬ!買ってきた惣菜より、はるかに、美味しいのです。その代わり品数が1品です。一汁三菜とはいかず、一汁一菜です。ご飯は炊きたて、料理は作りたてが一番です。