東京ストアーが4店舗を閉店します

tokyosutoaheit.JPG 東京ストアー四店舗閉店が新聞にのりました。田上店、新庄店、押越店、串店です。いずれも成績も良い大型店です。業界では少し前からわかっていたのですが、以前から決まっていた事ではありません。

この四店舗はいずれも現社長が出店し、大きく育った優良店だけに、断腸の思いでしょう。しかしながら、この店がなければ、倒産の危機に陥ったかもしれません。そういう意味では、自ら作った子供たち()が会社の危機を救ったともいえます。会社は人と同じです。命ある限り、成長もできるし、雇用も生まれます。再生を大いに期待して止みません。

バブルのつけとか、銀行の貸ししぶり、とか人材の高齢化による固定費増加、競争激化による売上低迷などいろいろと取りざたされています。辛い、厳しい決断でしたが、将来に可能性を残した英断だと思います。

閉店後にはバローが入ります。バローはスーパー業界では巨人になりつつあり、連結で5000億近い売上を誇りますが、積極的な出店ペースはなおも早くなっているようです。福井のユースなど買収やM&Aで大規模な出店しを実現しています。

両者の間で利害が一致した、と言う事になりますが、裏に銀行の暗躍があるようにしか思えません。