新しい介護のかたちは単身赴任13

新潟のおばちゃんが、金沢の我が家にやって来ました。連休を利用して、奥さんが無理矢理つれてきました。金沢はもう20年になりますが、初めてです。
車に乗っているだけとはいえ、88才の老人には、さぞきつかったろうと思いますが、道中はずっと景色を眺めていました。
少し疲れたようですが、身体は元気でした。
 翌日、近江町市場に出かけました。
ところが、翌日になると、昨日、どこに行ったか忘れています。ここがどこだかもわからない状態です。会話は普通にできます。そのくせ、環境が変わっていることが、不思議とは感じないのです。食も細くなっています。
日1日と衰えていくのがわかります。しかしながら、幸せそうです。
 本人にすれば、ゆったりした、時間が流れているようです。