新しい介護のかたちは単身赴任12

 

奥さんと一番下の子供が新潟のおばあちゃんの介護のために、赴任してから、早いもので、5ヶ月がすぎました。
 おばあちゃんの方は、年齢(87才)と実の娘が居てくれる安心感でボケが確実に進行しています。食べた食器は片付かない。口や鼻の汚れを服の袖で拭いたり、食事も用意してもらえばたべるが自分では用意できない。冷蔵庫から持ってくる事ができない。それ以前に食事の時間だということもわからない。お腹がへったという事さえわからないのです。
たまに、家の前に出て、植木を眺めるくらいで、いつも茶の間に座っています。今、話していて、誰と話したかもわからないのです。ボケとしては軽いほうでしょうが、医者に言わせると87にもなれば、人としての機能は終わっている、そうした状況は普通らしい。
さて、頭の老化と体の老化は使うほど働くのかもしれない。私自身がその年齢までいたとすれば、頭は確かでいたいと思うが、どちらが幸せかわからない!