三徳包丁で魚の骨を切れば必ずカケる

 魚の骨を切る時は出刃包丁を使いましょう。

包丁研ぎをしてますと、よくカケた包丁を持ってこられます。三徳包丁や三徳型の包丁が多いです。どうも形が出刃包丁に似ているから、出刃包丁だと思って使っている方が半分くらいです。後の半分の方はつい面倒だから!という人と出刃包丁がないからと言う方です。
魚の骨を切る時は出刃包丁を使いましょう。

包丁研ぎをしてますと、よくカケた包丁を持ってこられます。三徳包丁や三徳型の包丁が多いです。どうも形が出刃包丁に似ているから、出刃包丁だと思って使っている方が半分くらいです。後の半分の方はつい面倒だから!という人と出刃包丁がないからと言う方です。
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 三徳型包丁はその名前の由来から誤解されている方が多いのです。

三徳包丁は当初、肉と野菜と魚が切れる包丁として宣伝された経緯があり、そのため、包丁としてはヒット商品となり、急速に浸透しました。
本来は牛刀のような形で菜切包丁のように幅広く、出刃包丁のように刃先の角度が鋭くない(牛刀より)というように3種類が合わさった三徳型と言うものでした。
あるメーカーが何でも切れると誤った表記をしたため、間違った知識が浸透していると思われます。
とにかく、魚の骨を切る出刃と野菜や肉を切る牛刀は構造も刃の厚みも全く違います。一回くらいならいいだろうと骨を切れば必ずカケます。
要するに、用途にあった包丁をお使い下さい。