ダマスカス鋼は、かつて、刀剣として、ヨーロッパの王侯貴族の憧れの的でした。
現在、包丁に使われているダマスカス鋼は近年になってダマスカス鋼に似せて作ったレプリカです。
本来のダマスカス鋼はインドが発祥で、紀元前にさかのぼるそうです。実際の製法は日本刀と同じく、不明です。本来のダマスカス鋼について細かに解説されたサイトがありますので、リンクしておきます。
ダマスカス鋼の魅力は何と言ってもその美しい木目調の模様にあります。
現在のダマスカス鋼は積層鍛造で、切れる心材の表裏に違う種類の金属を交互に重ね、また、折り畳み、包丁の薄さに圧延べしたものです。とはいえ、これだけでもものすごい手間で、その積層の数が多いほど、値段も高くなります。
ダマスカス鋼の美しい木目は切れ味には全く関係がありません。切れる芯材に使う鋼によります。ただし、圧延べするときに鍛造の効果が出るようで、切れ味がアップするように思われます。
ダマスカス鋼はナイフ鋼材として使われていましたが包丁の高級化に従って包丁にも使われるようになりました。
包丁のダマスカスはよく切れます。よく切れますがかけ易いと思います。使う方はこういう特徴を承知して、使用して欲しいと思います。
左は堺孝之ダマスカス17層鋼です。

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