包丁研ぎの機械研ぎは普通です。
よく、手で研ぐんですか?機械で研ぐんですか?と聞かれる事があります。
どうしてですか?と聞くと包丁を買った時に、店員さんに良い包丁なので、機械で研がないで下さい!と言われた!という事です。簡易研ぎ機で研がないで?という意味か?機械研ぎはダメと言う意味かはわかりません。
包丁の機械研ぎと言っても、水を流しながら使う水砥石なのか、乾式のグラインダーの砥石なのかで、全くちがいます。
また、包丁のどの部分を研磨するのかによってもちがいます。
刃付け部分の研ぎに限定すれば、乾式はダメですが、整形や包丁の面取りなどはこれらの乾式の機械研ぎも必要です。
包丁の痛み方やにもよりますが。ほとんどの場合は、機械の力を借りる事になります。これは包丁の製造メーカーでも同じです。
何から何まで手研ぎと言うのはあり得ません。
毎日または毎日に近い頻度で完璧に研げるという人なら別かもしれません。
昭和の頃は各家庭に砥石があり、自分たちで研いでいました。当時は包丁と言えば鋼で、打ちはものの菜切り包丁が多かったとおもいます。戦後になると、ステンレス製の文化包丁が普及し、値段も安価な物か浸透して行きます。こうなると、包丁は家庭では研げなくなって行きます。
私の様な仕事をは包丁研ぎ!といってますが、正しくは包丁の修理と言うべきかもしれません。研いで、刃を付けるだけなら、持つてこられません。何ヶ月も使って痛みがひどくなっています。刃がカケたり、すり減ったり、曲がったりという場合、整形をし直す必要になります。
要するに包丁の痛み方もいろいろ、
砥石や研ぎ機械もいろいろです。機械の手を借りないと、切れる状態にはなりません。
丹念に手で研ぐと言うイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実際は全て手で研ぐという事はありません。手荒に見えるかもしれませんが、そうして修正します。これを、手研ぎで毎日研いで下さい。そうすると望む切れ味が出てくると思います。
調理人や料理人で毎日研ぐと言う方でも、変形する事もあります。そうなると、機械研ぎで整形する事になります。
近年包丁の販売者に知識がない方が思い込みや誤った知識をお客様に教えると、お客様はそれを生涯信じて疑わないのです。
テレビショッピングや新聞広告などで切れ味が10年変わらないとか永久に落ないとか、嘘の広告も目につきます。
くれぐれもご注意のほど。

『研匠』光三郎は、研ぎを通じて、庖丁(刃物)の本当の切味を提供し、楽しく、気持ちよいお料理環境を創造する会社です。
庖丁等の刃物は、現在研ぐ所がないため、多くが使い捨てになっています。
以前はどこの家庭にも「砥石」があり、お父さんやお母さんが研いでいました。そういった人が高齢化し、年々その数が減少し、その反面お困りの方が増えています。『研匠』光三郎はそんな人の悩みを解消し、毎日のお料理が少しでも楽に、楽しくなればと考えています。
「庖丁とはこんなに切れる物なの?」という驚きと感動を日本中の人に伝えたいと考えています。
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