ステンレス包丁はアルミ箔で錆びる

 ステンレス包丁はサビないと思われていますが、実はサビます。

ステンレス包丁は鉄にクロームを化合することで、表面に膜(酸化被膜)ができ、そのためにサビにくくなってます。

このステンレス包丁をアルミ箔に包んで保管する方があります。長時間そのままにしていますと、金属間で電子が移動し、移動した部分が劣化し、方面の膜が壊れて、中の鉄が錆びてくるのです。

アルミ箔に限らず、金属と金属が接触すると、この電子の移動があります。そのため、両方の金属に影響があります。

また、水分がついたまま、長時間放置しますと、方面が酸化し、サビが出ます。

また、包丁が、10~15年ほど経過しますと化合物の炭素が徐々に酸化し始めます。その程度は包丁の材質や保管状況によっても大きく違います。このようなサビがでれば、買替の時期ともいえます。

ステンレスといえどもサビるという認識をもち、ステンレス包丁も気を使って手入れをすることが大切です。